DPFの修理事例第一弾として、BMW 525Dに発生したDPF詰まりについて解説いたします。

この車両は整備工場でDPFの詰まりがあると診断され、強制再生を試みましたが失敗してしまっている状況です。そのため、DPF修理に強い整備工場に持ち込まれました。

診断機からの情報

DPFの排圧:534mb
故障コード:4212(グロープラグ シリンダー1)、480A(DPF)、481A(DPF)、4D00(排気排圧センサー)

これらから、グロープラグに問題ありと診断
その他にも、低い冷却水温度と過度に汚れたエアフィルターが点検により確認されました。

故障の原因は些細な不具合でも、現代のディーゼルエンジンは繊細であるためすべての部品が正しく作動しないとススが通常より多く発生し、DPFやターボなどの高い部品の故障に発展する原因となってしまいます。

グロープラグの交換などのメンテナンスを行ってから、JLM製品を使ったDPFクリーニングを行います。先に原因と思われる部分を修理してからDPFを洗浄しないと、すぐ詰まってしまい2度手間となってしまいます。そのため、原因も一緒に修理したほうがより長い期間快調に使用することが出来ます。

今回はJLM DPF クリーニング&フラッシュを用いた場合の手順を解説します。

  1. ステージ1のクリーニングフルードをクリーニングツールを用いてDPFの圧力センサー部から直接噴射し、5分間ほど漬け置きします。
  2. エンジンを始動させて5分間ほど熱を加え、洗浄剤が効果を発揮するようにします。
  3. ステージ2のフラッシュフルードを使用して、DPF内部をすすぎ洗いします。
  4. すすぎ完了後、5分間エンジンを始動させます。

これだけの作業で、DPFの排圧は534mbから3.2mbまで劇的に改善し、詰まりは解消することができました。

DPFの詰まりの発生を予防するには、JLMのハイグレード添加剤も効果を発揮します。
これだけで、DPF警告灯に関する問題から解放されます。

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